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slMame › 一日一膳腹八分目 › 飛行機 › 零式艦上戦闘機21型フリーRezzer設置
2015年12月17日

零式艦上戦闘機21型フリーRezzer設置

零式艦上戦闘機21型フリーRezzer設置



というわけで。。
誰でも乗って遊べるデモ機のRezzerを設置しました。
SLURLは↓ここです。

http://maps.secondlife.com/secondlife/Jadu/4/22/31

看板をタッチするとREZされてすぐ乗って飛び立てますがその前に注意事項
この飛行機はスロットルが普通と違って速度を表していません。本当に馬力そのものを表しています。なので、滑走路に移動して十分な滑走を行わないと慣れるまでは浮き上がってもすぐ地面に逆戻りします。
一旦飛び上がってしまえばそんなに極端に落ちたがることはありませんが、挙動はYoutubeにある現実の52型ゼロ戦の映像とほぼ一緒の動きをします。デフォルメはしているので左右の旋回半径は小さいですが、上下については傾けると情け容赦なく落下しますので、既存の他メーカー製飛行機に乗り慣れている方は注意して感覚を確かめてください。舐めてかかると他人に突っ込んで叱られます。(笑)

飛行機に一度も乗ったことが無い方は、まず右クリックでFlyを選択して乗り込み、しばらく放置してください。エンジンスタートのアニメが全部終わると、←→の矢印キーで左右に首が振れるようになるので、そうなったら、チャットに「c(Enter)」を二回入れます。
「Cinema camera On」と表示されて機体がぐーっとカメラに寄ってきますので、その状態になったらPgUpキーを押すと前進します。PgDownキーを押すと減速します。左右キーとPgUpDwnキーで方向と速度を調整しながら、左手にある滑走路へ向かいます。移動中路面に書いてあるラインに従って移動すると定位置に配置できます。この飛行場では東から西(Rezzerと反対側の滑走路端部から加速開始して、Rezzerがあった側で離陸)がマナーなので、少々距離がありますが移動して滑走路に行ってください。
移動完了して滑走路方向に向き直ったら、何も考えずにPgUpを押し続け、推力100%まで上げてください。その後放置しておくと徐々におしりが持ち上がり、ふわりと浮きあがります。機首上向きは↓、機首下向きは↑を押します(イメージとは逆ですね)。機体が上昇していこうとすると上に、落っこちていこうとしていると下に移動しますし、速度が落ちればカメラに近づき、速度が上がれば遠ざかります。墜落しないように慎重にキーを操作して飛行してください。

タイヤはチャットで「g」と入れてやると出したりひっこめたりします。立ち上がるとその場で消えるので、飽きたら乗り捨ててください。


設定がぬるすぎて退屈だ!というM(シミュレーター志向)な方は、チャットで「mc」コマンドを入力してからマウスルックにしてみてください。スロットル操作のPgUpDownは変わりませんが、マウスルック時カメラの方向が操縦かんになります。このモードの難易度は恐らくSL最強レベルです(笑)。
その他の細かい操作やチャットコマンドは以下に製品版のノート内容を書き込んでおきますので、必要があれば読んでください。色々ごちゃごちゃと詰め込まれていて、Vice/Tcs(戦闘)系以外のコマンドはデモ機でもフルバージョンで動きます。

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大日本帝国海軍
零式艦上戦闘機二一型(中島飛行機製造)ユーザーガイド
** CAUTION! 注意!**
この航空機のスロットルは速度を表しません。出力馬力と加速力を表します。
コマンド類や操作は代表的なエンジンを継承していますが、
このノートを読み、操縦を試して特徴の違いを体験してください。
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~仕様~
ACM(空戦マニューバ)シミュレーター「Ptero」エンジン搭載。(下のガイドを必ずお読みください。クセが通常の航空機とかなり違います)
 VICE, TCS コンバットシステム搭載(VICE 7.7mmLMG×2丁(機首)、VICE CMB×4スロット(翼内20mm機銃) 、 TCS機銃)
 ゲストモード搭載。お友達に貸してあげることが出来ます。
 着地補助機能(デフォルトオン)。Pteroシミュレーターの重力・揚力計算を緩和して飛びやすくなります。
 自動フラップモード(デフォルトオン)。(離着陸揚力確保の自動補助およびベテラン級空戦フラップ操作の自動化)
 テクスチャー&色変更HUD搭載。貴方だけのカラーリングも可能です。
 エンジン・積載状態シミュレート。試作段階、真珠湾、歴史IF、神風など、さまざまな状態を演出します。当時のパイロットを偲んでください。
 アナログフライトスティック操作対応。(Windows7以降で専用ソフト使用時)



****************************************************
~離陸ガイド~(重要)
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機体をREZして右クリックし、”Fly”を選択、搭乗します。
地上では非常に強力な重力がかかっているため、キーで操作が出来る様になった(エンジンがかかった)ら推力を100%まで上げて滑走路上で十分に加速してください。

低スロットルで離陸はほぼ不可能です。
何も考えずに100%まで推力を上げます。

HOLLYWOODやJapan airportなどの大型飛行場であれば、フラップを下げて(デフォルトの自動フラップオンならそのまま何もせず)100%で加速を続けていれば揚力が足りた時点で勝手に離陸します。
↓(エレベーター)操作で滑走距離は短縮されますが、操作が速すぎた場合は少し浮いた後上がらなくなります。慌てず↓キーを離して、機体が落ち着く様に少し待ちます。機首が下がり、加速が十分に行われて揚力が得られればふわりと安定して上昇を再開します。
「落ちちゃう!」と慌てて↓を押し続けるのは愉快な事になります。↓を離しても落下していくのはそもそも速度が足りていません。予科練(地上?)に戻って離陸をやりなおしましょう。

重力とエンジンを使って加速し、
速度で揚力を作り、
揚力で曲がり、
重力に逆らって減速する、

これらがこのエンジンの急所ですので、離陸に大半がつまっています。


充分に浮き上がると離陸完了して、(指定を切っていなければ)着陸アシスト機能がオンになります。gコマンドで車輪を収納して、離陸完了です。

はじめのうちはカメラはシネマカメラ(チャットでcコマンドを二回)を推奨します。速度が上がると機体が離れていき、速度が落ちれば近づいてきます。また、浮こうとしていれば機体が上に、落ちようとしていれば機体が下に下がりますので、自分がどうなっているのかが良く分かります。
フライトゲームで慣れている方はマウスルックでもOK!当時の海軍式の単位系ですが、メーターで状態は分かります。



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~飛行について~
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着陸アシストがオンの状態(デフォルト)では、水面高度100メートルを基準にして、下がれば下がるほど重力が小さくなります。(水面高度0ではスロットル30%を超えていれば実質無重力)
アシスト機能のオンオフに関わりなく、100メートルより上では重力は常に1G(9.8m/s2)がかかります。
また、アシストに関わりなく、高度1000メートルを基準として限界高度ギミック(ゼロ戦が苦手だった成層圏の演出)がかかります。限界高度ギミックが効いてくる高度では急上昇は出来ませんが、上昇出来る高度そのものには制限はありません。ゆっくり旋回しながらゆっくり上昇すれば、どこまでも上昇出来ます。
限界ギミックはコマンドでオンオフ出来ます。邪魔なら「hl」コマンドで切ってください。ある方が(落ちたがりの)私は楽しいですが!
アシスト機能がオンでも(極端な低高度でない限り)機首を上げると急激に減速し、機首を下げると簡単に増速します。
フラップは気分では無く、本当に揚力と空気抵抗が変ります。ベテランのゼロ戦パイロットはフラップを利用して無茶な急旋回をマニューバに組み込んでいました。研究してみてください。
自動フラップオン状態ではある程度まで自動的にフラップを空中でも調整しますが、本来のゼロ戦には自動フラップは搭載されていません。ゼロ戦のベテランパイロットのフラップ操作方法が元になって自動フラップ装置が開発されたため、その効果を簡単に体感するために自動化して実装しています。



****************************************************
~空中戦について~
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乗って見れば分かりますが速度増減が非常に強く、横滑りし、場合によっては上下にも滑ります。
そうかと思えば、翼が失っていた揚力を取り戻して空気に乗ると、ものすごい勢いで姿勢を変えたりもします。
一般的なSL戦闘機の挙動から見れば弾を当てにくい摩訶不思議な運動ですが、こちらが当てにくいという事は相手も狙いにくいという事です。
殆どの機体がそもそも出来ない木の葉落としやハイ/ロー・ヨー・ヨーなどは、組み合わせと貴方の腕によっては抜群のマニューバに化けるかもしれません。
また、普通はあまり使われないラダー操作は研究の価値あり。機首をずらして横滑りするので、ちょっと入れるだけでも被弾率が下がります。
スロットルの使い方は独特です。下げても急には減速せず、単に落ちたがります。シャンデルの途中に狙われたら、意図して下げてみましょう。スッと滑って一撃をかわせます。



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~着陸について~
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基本的にはフライトゲームと同じです。(フライトゲーム程難しくありませんが、綺麗に降りるのはSL飛行機としては少々難しいです)
スロットルを絞ってゆっくり旋回しながら高度を下げ、滑走路延長線上に乗ってください。ラインに乗せるにはラダーよりもエルロン(とそのカウンター)操作の方が調整は楽です。狭い所で高速進入するなら、スロットルを絞ってから機体を90度近くまでロールし、極端な木の葉落としの要領で高度を一気に下げ、滑走路の延長線上で機首を若干上げて速度を殺します。(上げ過ぎに注意!)

高度を十分下げたら滑走路の手前を目指して角度を調整しながら降下してください。着陸アシストが入っていると↓またはSキーを押すと機首上げと同時に自動で推力を上げるので、50%程度の推力まで落として進入角度だけ見ていてもそれなりに進入できます。綺麗に進入するなら70%~60%スロットルがお勧めです。滑走路が正面に見え、ほぼ水平飛行で推力調整だけでやんわり落ちていく状態になれたらクールです。周囲のギャラリーから見ても素晴らしい進入姿勢になっているはずです!

推力を30%以下に落とすと着陸アシストの自動推力調整が切れるので、滑走路の端部に達したら推力をその付近まで下げ、↑↓(WS)で速度と角度を調整しながらやんわりと落ちてください。または、最後にスロットルを30%以下(アシスト切り)にして、機首上げして3点着地しますが、タイミングが速すぎるとすぐ失速してどっすん!です。
逆に進入速度が速すぎると機首上げで浮いてしまいます。そのままどっすんでも着陸は出来ますが、綺麗な3点着陸は貴方の腕前の仕上げの見せ所です!

着艦フック(コマンド「h」で上げ下げ)が降りている時に綺麗に3点着陸姿勢で降りると、ぴしゃりとその場で停止できます。但し、姿勢が整わないとフックは発動しません。
着艦フックが降りていない場合は着陸後もそれなりに滑走します。速やかにスロットルを減らます。スロットルが-5%になるとフラップブレーキも発動し、より素早く減速します。
着陸直後にブレーキ(コマンド「br」)を入れてもスロットルが入っている間は効きません。着艦フックを使うか、スロットルを0%に下げてしまってください。

なめらかな姿勢で着陸した場合はその後タッチアンドゴーも簡単に出来ます(どっすん!すると急減速し再加速になります)ので、腕試しにタッチアンドゴーも遊んでみてください。



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~キー操作~
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 W/Sもしくは↑/↓...エレベーター操作
 A/Dもしくは←/→...右/左旋回
 シフトキー+A/Dもしくは←/→...ラダー操作(マウスルック時は右/左旋回)
 mでマウスルック
 マウススクロール...ズームイン/アウト(ダイナミックカメラ起動時)
 Eもしくはpage upキー...出力上昇
 Cもしくはpage downキー...出力低下
マウス左クリック...7.7mm機銃(戦闘時デフォルト)または20mm機銃(戦闘時切替中)

****************************************************
~コンボ操作(サポート対象外)~
****************************************************
 ←を連打(0.3秒以内)...ロール左&ラダー左
 →を連打(0.3秒以内)...ロール右&ラダー右
 ←を押し、押しながら→...ロール左&ラダー右
 →を押し、押しながら←...ロール右&ラダー左
 シフトキー+→を押し、押しながらシフトキー+←...ロール左&ラダー右
 シフトキー+←を押し、押しながらシフトキー+→...ロール右&ラダー左



****************************************************
~チャットコマンド~
****************************************************
=========
s
 start/stop
  エンジン起動、停止

=========
br
  車輪ブレーキオン・オフ

=========
af
  自動フラップオン・オフ

=========
la
  着陸アシスト機能オン・オフ

=========
hl
  実用限界高度ギミックオン・オフ

=========
f
  フラップアップ・ダウン(使用すると自動モードオフになります)

=========
ft
  フラップ離陸角度(使用すると自動モードオフになります)

=========
fl
  フラップ着陸角度(使用すると自動モードオフになります)

=========
fbr
  フラップ100%(ブレーキ。使用すると自動モードオフになります)

=========
f␣0~100(␣はスペース)
  フラップ角度マニュアル指定(使用すると自動モードオフになります)

=========
c
  カメラモードチェンジ (通常 -> ダイナミック -> シネマ)

=========
 co
  キャノピー開
 cc
  キャノピー閉

=========
guest
 ゲスト
  ゲストが操縦を許可・禁止

=========
 gear
 ギア
g
  車輪上げ下げ(空中のみ)

=========
 h
 フック
  着艦フック上げ下げ
  下げた状態で綺麗に三点着陸するとその場で停止します。
  停止後はフックを上げるまで移動しません。

=========
 wing
 ウイング
 うぃんぐ
 w(搭乗中のみ。半角のみ)
  主翼格納、展開

=========
load␣[0~](␣はスペースで%を指定)
  積載重量状態変更。100%で全備重量状態

=========
j(搭乗中のみ)
  スタック脱出(上空10Mに移動して停止します)

=========
 mc
  マウスルック時
  マウス方向にエルロンとエレベーター操作が追随します。

=========
 r
  マウスルック時
  マウス方向にラダー操作が追随します。

=========
 menu
 メニュー
  ダイアログメニューの表示

=========
 stick on/off
  アナログスティック有効化・無効化

=========
 vice on/vice off
  VICEのオン/オフ

=========
 bt
  マウスクリック時射撃機銃切替(7.7 or 20mm)

=========
 77
  7.7ミリ機銃選択

=========
 20
  20ミリ機銃選択

=========
 b
  20ミリ機銃一斉射(CMB4発同時射撃。VICEオン時のみ有効)

=========
 tcs on/tcs off
  TCSのオン/オフ

=========
 team X(X=1~4)
  チーム選択、1〜4

=========
 channel
  プライベートチャンネル設定

=========
 channel reset
  プライベートチャンネル初期化

=========
 death message(何か本文)
  死亡メッセージの登録



~ダイアログメニュー~
=========
 Seat
  着席時の姿勢(位置と回転)を変更します。

=========
 Engine
  エンジンの最大推力を変更します。
  栄12型(940馬力・デフォルト)
  瑞星13型(780馬力)
  金星51型(1200馬力)
  着陸アシストが入っているとあまり差は出ません。
  限界高度ギミックが切れていると差は小さいです。

=========
 Load
  代表的な積載状態をワンタッチ選択できます。

=========
 Sensitivity
  マウスルック操縦モード(コマンドmc、r)での、
  3軸の回転操作が発生する感度を調整します。
  マウス方向が指定の角度になった時に回転が最大になります。

=========
 Flap
  f
   コマンドfで下すフラップ角度を指定します

  Decreasing
   フラップが降りている時の回転運動抵抗値の程度を指定します。
   値が大きくなるほど抵抗が増します。

  MaxAutoFlap
   自動フラップオン時
   自動フラップで下されるフラップ最大角度を指定します。

=========
 Wire
  キーボード入力に対する3軸の反応感度を調整します。
  数字が大きいほど旋回開始が速くなります。




****************************************************
~アナログスティック~
****************************************************
下記のURLからファイルをダウンロードして解凍します。ウィルスチェックは必ず自己責任で行ってください。
http://www.tam.ne.jp/~rbk/FlightStick/TeCraftControlStick.zip

インストールの必要はありません。アナログコントローラーをPCに装着し、中身の「TeCraftControlStick.exe」を実行します。
フットペダルは今の所対応していません。
左側の大きな円部分をダブルクリックするとスティック割り付け設定が、Buttonsリストの数字部をダブルクリックするとその番号のボタンへの機能割付けの選択ダイアログが現れます。
右クリックするとメニューが現れます。まず最初に「Property→Set Max」を選んで、装着しているパッド・スティックの入力最大値を記録させます。スティックをぐるぐる回して右上のボックス内の値が全て動かなくなったら、パッドのいずれかのボタンを押すと最大値として設定されます。
軸がずれている様なら、スティックを中立位置にした後「Property→Calibrate」を選ぶと簡易的に中心出しが出来ます。
設定が出来たら一番下の選択ボックスでセカンドライフビューワーを選び、Startボタンを押すと作動開始します。
機体が反応しない時は一旦停止させてから、チャットで「stick on」と入力して再度開始します。
いずれかの押しやすいボタンに「PauseSendStickData」を割り付けておくことをお勧めします。コントローラーのボタンでデーター送信を中断・再開できます。(中断しないとチャットが出来ませんので!)
また、ボタン操作で「Engine」を割り付けておくのも便利です。自動的にスティックオン指令を出した後、エンジンをスタートしてくれます。
「Property→Save」で名称を決めて保存すると、その名前で設定状態が保存され、次回起動時に右クリックメニューの中に追加されます。サンプルに普通のジョイパッドとフライトスティックコントローラーの軸設定を入れてあります。ボタン割り付けは殆どしていないので、お好みで設定してください。
「Save to Default」で保存すると、起動時デフォルトの状態として保存されます。
その他の詳細はZIPに同封の説明を参照してください。



****************************************************
~実機について~
****************************************************
正式採用時の形式は零式艦上戦闘機11型(A6M2a)。11型は着艦フックや翼の折りたたみ機構を持たない機体タイプで、名前に似合わず空母に降りられません。(試作機が急遽採用された為)
ですので、本格的な空母艦載機としての正式化は本機21型が最初のタイプとなります。

真珠湾攻撃~ミッドウェイ海戦当時の赤城航空隊(第一航空艦隊旗艦/一航戦旗艦)所属機のカラーリングが、同封の白色の機体のカラーです。胴体の赤線は隊長マークでは無く空母赤城所属を表します。他に尾翼には機体番号が、また、その上下に階級によって線が入りますので、お好みで書き込んでください。

緑のタイプは、この機体の造形の元となった中島飛行機工場がライセンス製造した物に塗られていた塗装の代表例です。主翼先端の識別塗装の黄色はあったりなかったりします。プロペラの茶色は本来後期型零戦の色なのですが、部品を使いまわしていた物か、一部の部隊では21型でもこの色の物があったようです。基本的には21型のプロペラやスピナーは時代や製造によらず銀色なので、お好みで差し替えてください。日の丸の白縁はあったりなかったりします。日の丸が見えにくいので強調する為の塗装ですが、戦争終盤に近付くとない物が多いように思います。目立つ事を嫌ったのかもしれません。

落下タンクは毎回原則新品なので、いずれの基本機体もあえて汚しを入れていません。緑の方が若干塗装の禿げが激しいのは、この色の当時の戦局や使用されていた場所を良く表現しています。空母艦載機は塗装が剥げるとすぐ錆びてしまうので割と頻繁に塗り替えを行っていたそうですが、機体が濃緑色に塗られる頃には陸上基地からの発進が主である上、物資不足もあって終戦に近い映像になるほどハゲハゲになっていきます。

ファットパックの、あめ色で胴体に青いV字は「大空のサムライ」著者・坂井三郎機。日本で最も有名なエースパイロットでしょう。
同じくファットパックの緑で撃墜マークが勇壮重厚な機体はラバウルのエース岩本徹三機です。撃墜マークは伊達ではありません。
緑で背面が薄橙色の機体は練習機塗装です。大分航空基地で使用されていた、恐らく特攻隊の練習機の塗装です。日本の練習機は一般的にこのように橙色の塗装がどこかに取り入れられていたようです。実機を使った練習を行っていた物と思われ、大分だけでなく他の部隊でも単座の正式機にこれに類する塗装を施した資料が残っています(練習用の零戦は二人乗りで武装も脆弱です。)。
痛機には実機はありません(当たり前!)が、素晴らしく痛い塗装に仕上がっています。


三菱が設計を担当。96式艦上戦闘機(「風立ちぬ」のあれ)の後継機として開発され、海軍の荒唐無稽!な要求に応えるべく、一層の洗練が施された進化型と言えます。
模擬戦闘の条件下では96戦にはっきりと劣っていた様で、後のエースパイロット坂井三郎でさえ96戦には負け続けだったそうです。※1

が・・・、
一旦実戦となると、その強さは最早伝説といっていいでしょう。連合軍にも「ゼロ」とそのまま※2呼ばれ、有名な

ゼロと低空で格闘するな、
ゼロとは単騎で戦うな、
逃げるゼロを追うな

が言い渡されるなど、非常に警戒されました。


防弾装備や防御が無いのが弱点と揶揄されますがそれは戦争終盤の非熟練パイロットの話で、「当たらなければどうという事は無い」と坂井氏も豪語するほどだった為、経験を積んだ現場パイロットにはあまり問題視されていなかった様です。

脱出方法が無いという説はデマで、実際にはパラシュートを装着するのが既定でしたが、現場搭乗員は殆ど誰もそれを装着せず、ベルトを装着せず単に座布団代わりにしていたとの事。潔い士魂という事なのか・・・という逸話ですが、その後の歴史を知っている我々としては、有為なベテランパイロット達には生還する努力をして頂きたかったという感想です。当時の風潮は我々の常識とは異なるという事なのでしょう・・

機首に7.7ミリ機関銃を2丁(コクピット内正面にある二つの箱がそのお尻です)と、翼内に20ミリ機関銃を左右1丁づつ装備し、ひらひらと舞いながら7.7ミリ機銃で追いつめて、20ミリでトドメがベテランの常套だったようです。

また、燃料満載で2,200キロ、胴体下に追加タンク搭載で3,350キロという長大な航続距離を誇り、この長い足は日本海軍の作戦に大きく影響を与えています。
爆撃計画が有利に広がったのは有名ですが、資源もない孤島を占領して歩いていた理由の一つがこの航続距離にあります。島を不沈空母に見立て飛行場を作り、飛行隊が長躯移動して敵に当たるという構想をしていました。(しかし、ガタルカナル島はやりすぎだ!)

3,000キロ以上を飛行する半日近い飛行時間中気になるトイレは、小さい方は備え付けの袋の中にして窓から捨てていたそうですが、失敗すると顔中にぶちまけてしまったとの事。大きい方は飛行服の中でするしか無く、また、慣れない初陣のパイロットなどは空戦の緊張で粗相をしてしまう事もあったようで、これらの後始末を何も言わずに黙ってピカピカにするのは基地の下っ端の大事な任務だったとの事。

映画「永遠のゼロ」に描かれている通り、ミッドウェイやガ島争奪戦の前後から次第に損害が目立ち始め、熟練パイロットを失っていった日本軍は劣勢に立たされていきます。
以後、熟練パイロットの穴埋めをすべく、新型の米軍機に対応すべく、様々な派生型が試作・生産されていきますが、エンジン出力が追いつかずあまり成功したタイプは出ていません。

「永遠のゼロ」では乗り降りに翼の上を無造作に歩き回っていますが、本当は本機搭乗アニメの様に、胴体に付いている足かけの上をカニ歩きで搭乗します。翼付け根の四角形の赤枠部分がフラップになっていて大変に脆くなっており、あんな風にドタバタ歩き回ると踏み抜いて壊してしまいます。

着陸用のタイヤは本機でも左・右の順に収納しますが、実は設計上は左右同時に収容する構造になっていて、単に油圧が足りない為にバラバラに動く事になってしまったようです。この為、当時の実写でも機体ごとに車輪格納の動きがよく見ると多少違う事があります。運よく当たりくじを引くと、左右同時に動くゼロ戦もあったかもしれません。


ダイアログ選択できるエンジンは、いずれも21型にちなんだものです。

栄12型エンジンが史実の搭載エンジン。小型軽量の傑作エンジンです。複列星形14気筒、940馬力、中島飛行機。
陸軍の名機「隼」にも採用されるなど、大戦初期の日本の空を支えた代表的なエンジンです。シミュレートはしていませんが、実機では温度変化にはかなりデリケートだったようで、温度メーターを見ながらカウルフラップを開閉し、高度によっても細かく微調整していたそうです。
点火プラグが手を突っ込める位置になく、専用の工具で取り外し、取り付けるそうですが、この作業が非常に大変だったらしくフライトの度にやらされる取り外しと放電部の磨き作業が苦労話として残っています。(「もったいない」という理由で。本来は点火プラグは毎回取り替えて捨ててしまうのが正解。この為、パイロット思いの良心的なベテラン整備員は、真夜中に上官に秘密でこっそり新品と取り替えていたとかいないとか。。)
また、オイルパッキンが当時の日本では上手く作れず、熟練の整備兵はカウルや胴体のオイル漏れの汚れ跡も見ながらエンジンの調子を判断したそうです。中島飛行機製造の機体(本機)ではオイル漏れが特にひどい物が混じっていたそうで(エンジン製造メーカーなのに何故?)、パイロットには三菱工場製が好まれたという逸話も残っています。
なお、現在米国に残っている飛べるゼロ戦でも、このオイル漏れは健在。室内展示中には下にパットを置いて床を汚さない様にしています。

瑞星13型エンジンは試作1号2号機に搭載されていたエンジンで、こちらは機体設計と同じ三菱製、複列星形14気筒、780馬力。
試作当時は栄に比べて出力が小さく、また、海軍側からの指示(命令?)もあって不採用となっていますが、当時既に技術的には安定、つまり「枯れ」つつあった栄エンジンより改良の余幅は大きかったかもしれません。設計チームは「今度こそは自社エンジンで!」と意気込んでいた所の変更指示で、大変がっかりされたとの事。がっかりを拾って選択肢に含めました。

金星5x型エンジンは設計当初に検討されましたが、直径が大きく前方視界を塞ぐことから、パイロットの意見に気を使って採用されませんでした。
設計チーム主席の堀越技師が後年、初めから金星を選ばなかったことを大変悔やんだそうで、”歴史にIF”のエンジン選択肢です。
1200馬力は金星51型のスペックで、年代的に(採用していたなら)50型のいずれかが搭載されただろうと思われます。後期型零戦の一部では金星が採用されている物もありますが、本来の21型のカウルには大きすぎて収まりません。


※1
模擬戦闘は同じ高度でヨーイ、ドン!でスタートして、SLの空中戦の様に限られた狭い範囲でクルクル回りながら模擬戦闘します。この為、ゼロ戦より運動性が高い96式の方が圧倒的に強かったそうです。
もっとも、その96式も正式化当初は複葉の95式艦上戦闘機に同じようにやられっぱなしだったそうで、時代を追うごとに少しづつ、運動性よりも行動半径や速度に重点が移って行った歴史を垣間見ることが出来ます。
当の坂井三郎氏の見解では、空戦性能もさることながら何よりゼロ戦がありがたかったのは、どんなに飛んでも燃料切れの心配が無かった、だそうです。この為、坂井氏は運動性が向上した32型(でも航続距離は落ちた)を非常に批判しています。他のパイロットの間でも32型は不評が多かったようで、戦争が始まる前の議論と実戦経験後との思想の変化も垣間見える逸話です。

※2
連合軍がつけたコードネームはZEKE(ジーク)ですが、現代でも「ゼロ」という方が通じます。
また、「ぜろせん」なのか「れいせん」なのかにコダワリを持つ人が時々おられますが、調べてみると実は両方使われていました。よって、ゼロ戦でも零戦でも正解です。



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... Studio K-LYSMER ...
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3D Model and chief designer : syunki Igaly (A,a,b)
Script : rbk drachnyd
Texture : syunki Igaly & Estacio Squall (default), keke55 resident & yk tachikawa (fatpack)
Beta Test : Estacio Squall, keke55 resident, yk tachikawa , mukuta Proto
Special Thanx to : tetugame yoshikawa, Akira Souther, Cubey Terra, Creem Pie and all aviators in Second Life!



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Posted by RBK Drachnyd(しお) at 18:15│Comments(0)飛行機
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